特集 ‘婦長さん’と呼ばれる人
国立病院婦長試験を体験して
「なる気がないなら受けるな」と夫に言われたが…
坂田 八重
1
1国立療養所西小千谷病院
pp.252-254
発行日 1987年3月1日
Published Date 1987/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921664
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私が看護婦長任用選考試験を受けたのは,昭和57年11月だったと思います.その時の受験資格は看護婦免許取得後経験年数7年以上(またはこれと同等と認められる者).または医療職(三)3等級8号俸以上の人が対象となっていたと思います.
私自身看護婦を一生の仕事と思ってはいましたが,婦長になろうと考えた事は一度もありませんでした.むしろ婦長は苦労が多く大変だなと感じていたのです.婦長の看護に対する考え方,姿勢,性格や態度などは患者や看護婦,そして病棟全体に与える影響が大きく,また中間管理職として上司,部下の問に立ち気苦労が多い.誰でもなれるものではないと思っていました.
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