特集 セルフ・ヘルプの理解のために
対談/“当事者”に出会おう—セルフ・ヘルプと看護の接点を探る
外口 玉子
1
,
久保 紘章
2
1東京都精神医学総合研究所医療看護研究室
2四国学院大学
pp.27-37
発行日 1987年1月1日
Published Date 1987/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921613
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昨年の7月号(Vol.50 No.7)から本誌では,久保紘章氏に“自立のための援助論──セルフ・ヘルプ・グループに学ぶ”を連載で執筆していただいている.この連載が始まって間もなく,去る8月末から9月の初めにかけて,第23回国際社会福祉教育者会議か東京で開かれた.本号に原稿をお寄せいただいたカレン・ヒルさんとアンドリュー・ファーカソンさんは,この会議に参加するために来日した方々で,お2人ともセルフ・ヘルプ・グループ活動の理論家,そしてサポーティストとして,母国のカナダで活躍中である.
外口玉子氏は地域精神看護を展開していく中で前々から,セルフ・ヘルプ・グループが果たす役割を高く評価しており,関係者とのかかわりも深く,積極的にその活動を支援してきた.さらに,久保氏と外口氏は以前からの知り合いで,これらを全部つなげる形で8月26日,外口氏が所属する東京精神医学総合研究所・医療看護研究室の主催による,第1回の“セルフ・ヘルプ・グループ・セミナー”が開かれた.
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