連載 自立のための援助論—セルフ・ヘルプ・グループに学ぶ・16
セルフ・ヘルプ・グループの「情報」について—イギリスの「ダイレクトリー」
久保 紘章
1
1四国学院大学
pp.1022-1027
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921838
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当事者にとって,同じ問題を抱えている人に出会うことは,大きな意味を持つ.「自分一人だけ」ではないかと悩んでいた時に,「仲間を発見」するからである.しかし「同じ仲間」がどこにいるかを知ることはそれほど簡単なことではない.セルフ・ヘルプ・グループを考えるとき「情報」の問題は大きなテーマだと思える.
ニードを持った人が「情報」に出会う上で,最も大きな役割を果たしているのは,やはりTV,新聞,雑誌などのマスコミによる情報源だろう.
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