ここまできた日本の医療・23
在宅酸素療法—荒井達夫・KDD保健センター診療所長に聞く
pp.4-7
発行日 1987年1月1日
Published Date 1987/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921606
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在宅酸素療法,注目の発端
──最近,PTCAやHPNなど,今までは入院を続けるしかなかった慢性疾患患者が自宅に帰り,外来通院を中心にして治療を受けられる方法が注目を集めていますが,その内の1つに在宅酸素療法がありますね.この方法はいつから実行されるようになったのですか.
系統的に施行に向けて考え始められたのは,ここ15年ほどのことです.アメリカのPettyらやイギリスのBishopらが持続酸素療法の有効性を報告したのが1967,8年ですし,続いて1968以後Pettyらによってその成績が次々と報告されて以来,関心が集まってきたのです.
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