特集 末期肺癌患者とのかかわり方を考える
肺癌の父親を見守り続けた2年間
南部 洋子
1
1立教大学社会福祉研究所
pp.1366-1371
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920948
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1983年2月20日,午前2時15分,約2年間のすさまじい闘いがやっと終わった.その顔は,それまでの月日を忘れさせる少しの苦痛もない,穏やかで安らかな寝顔だった.
‘あー,やっとゆっくり休めるわね’心の中で父に話しかけた.
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