訪問看護 私たちの実践レポート・5
切れ目のない医療を目指して
蔵野 花枝
1
,
田甫 初美
1
,
六反 由紀枝
1
1石川勤労者医療協会寺井病院
pp.799-804
発行日 1984年7月1日
Published Date 1984/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920824
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はじめに
当院は昭和26年に無床診療所として創設された.以来第一線の医療機関として,地域住民の切実な要求である往診活動に積極的に取り組み,昭和48年には訪問看護も開始された.昭和50年にベッド数51の病院として新たにスターとしたのと同時に,訪問看護活動の取り組みを外来看護の分野とし,半専任体制をとりながら継続させてきた.
近年,寝たきりや呆け老人を取り巻く医療福祉の問題がクローズアップされ,総合的な在宅医療が求められてきているが,当院では2年前より在宅医療を重要な医療活動の柱にし,医師・看護婦・MSWが参加した‘在宅運営委員会’を設置して,日常的に取り組んでいる.当院の現状を事例を交えて紹介する.
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