フレッシュ婦長
後藤陽子さん—国立国府台病院神経内科病棟
本誌
pp.1081
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919956
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1981年4月,国立水戸病院から婦長として転任。「神経難病で麻痺や言語障害があり,進行はするけれども治癒することはないという患者さんが多く,癌の末期とは違った意味で,病気を受け入れ,残された命を生きぬいてもらうための援助は難しいことです.確定診断がついた後,寛解期にはできるだけ一時退院をしてもらうようにしていますが,それには地域との連携も大切ですし,訪問看護も必要です.患者さんのケアには家族の力に負うところが大きいですから,一時退院に向けて入院中から家族とともにケアをして,覚えてもらうようにもしています.
若いスタッフたちには,看護の生きがい,つまり看護をずっと続けていけるもとになるものは,自分自身が主体的に看護に取り組むことでしか生まれてこないと思うのですが,そのことをどうしたら学んでもらえるかに心を砕いています」
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