CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・4
ナースコール[1]—ナースコールは患者コールか?!
牛込 三和子
1
1東京看護学セミナー
pp.372-373
発行日 1982年4月1日
Published Date 1982/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919514
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ある看護雑誌のグラフに新型のナースコールが紹介されている.病室=ナースステーション=ポケットベルと連結しており,ナースステーションを離れていてもベルを持っていれば患者のコールに応じてベルが鳴り,知ることができる.また,壁掛け式のコールボード上にある患者のネームプレートと,病室入口のネームプレートに同時に赤ランプが点き,誰がコールしたかが一目でわかるようになっており,この病院の看護部で開発した,と解説がある.
この器械を製作した会社の広告には,離れた場所でも通話ができる受話器の取り付けや,押しボタンが脱落したりコードが断線したときの警報装置,病状急変時の非常警報(スタッフコール)装置も取り付けられる,などという説明がある.初期のナースコールに比べると格段の進歩であり,看護婦にとってますます便利に,使いやすく改良されていて驚くばかりである.
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