プロフィル
〈船場宮子〉看護には定年はありませんね—公立病院定年後も総婦長として看護に打ち込む
pp.657
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918426
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管理職にありがちなカターイ思考が全然といっていいほどみられない.どんな若い人の意見でも取り入れる柔軟性に富んでいる.それだからか,若い看護婦にとても慕われてしまう.思考が柔らかいというだけでなく,人間味にあふれているからかもしれない.
福島県で助産婦を開業したとき,陣痛が長くてなかなか子供が生まれないようなケースに出会い,技術が未熟だったせいか,不安になって,どうしていいか分からず,思わず一生懸命妊婦の足をさすったりしたことから評判が良くなったりした.町村保健婦として村へ衛生教育のスライドを持って行ったりすると,村のオバサンたちから,スライドの活動写真は動かなくてよく見えると,かっさいを受け気を良くした経験など数限りない.
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