アイディア
酸素吸入用加湿器(移動用)
稗田 ツヤ子
1
1京都第一赤十字病院
pp.1206-1207
発行日 1976年12月1日
Published Date 1976/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918027
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最近 医療の発達も目覚ましく危険の多い患者の手術も今まで不可能だったものが可能になり脳外科・心臓外科の術後だけでなくストレッチャーやベッドの上で酸素吸入を続けながら移動することもしばしばある.その際市販されている酸素加湿器を使うが次のような問題点がある.
1)コルベンや管がガラス製のため柔軟性がなく破損しやすい.2)ストレッチャーやベッドにはコルベンを設置するように造られていないものが多く固定するのに絆創膏やひも箱エスパタイなどを利用していたが不安定で取り扱いにくい.3)途中のチューブは亜麻ゴム製あるいはシリコン製のものがよく使われているが彎曲させると内空が閉塞しやすく爆発音とともにコルベンの破損することが多い.そこで簡単安全で取り扱いやすい加湿器を工夫した.
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