特集 医療過誤を防ごう
レポート
起きやすい事故とその対策:適切な標識と正確な記録/一工夫したい管理面/色別でミスを防ぐ/看護行為に責任と自信を/注意の上にも注意を/わずかな注意と改善で
森口 田鶴子
1
,
中村 珪子
2
,
細野 清子
3
,
山川 満美
4
,
氷見 暢子
5
,
高村 睦
6
1国立姫路病院
2山形市立病院済生館
3北大病院
4岡山済生会病院
5松江赤十字病院
6石川県中央病院
pp.26-34
発行日 1969年5月1日
Published Date 1969/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917587
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近年医療施設内の分娩が増加したことは,母子保健の面からは,よろこばしいことであるが,新生児取り違え,盗難事件など世論のきびしい批判を受けている現在,かかる事件を未然にふせぎ,事故の防止につとめるために,充実した看護力と管理の強化が必要である。
これらに対する防護策としては,新生児を確実に識別し適切な標識をつけるとともに,正確な記録と母親および勤務者の指導が必要である。そこで私たちは,次のような方法で新生児の医療過誤を予防している。
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