患声患語
長期入院の子供を持つ親として
井口 瑛子
1
1全国‘腎炎・ネフローゼ児’を守る会
pp.1238-1240
発行日 1975年12月1日
Published Date 1975/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917395
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
次男は大変元気な子で,ほとんど病気もしたことのない子供でしたが,突然原因も分からぬ難病とされているネフローゼにかかり,今年で5年目になります.
それは小学校1年生の時でした.運動会も終わり,これから2学期の学習が始まろうとしている昭和45年10月に発病して,入院生活が約2年,退院し制限通学で約1年10か月を家庭で過ごし,現在また再発し,49年8月から入院して現在に至っています.長期入院と長期療養を必要とし,それでいて再発を繰り返す病気の子供を持つ親として,いろいろ感じたことや考えさせられることがあります.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.