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重症心身障害児の医療はどうあるべきか
関口 時彦
1
1国立療養所足利病院小児科
pp.413-417
発行日 1975年4月1日
Published Date 1975/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917234
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はじめに
近年,福祉という言葉がいろいろな場合に使われているが,児童福祉法に基づく,いわゆる‘重症心身障害児’の療育は福祉行為のなかでも極めて大切なものである.
いまの社会は,人間疎外とか生命軽視といった風潮が萌芽しつつあるが,生命の価値観を人間の存在意義に求めたりすると,しばしば誤まった見解が引き出されかねない.
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