カラーグラフ アイディア
小児点滴注射時の部位の固定と着衣の工夫—大阪市立大学医学部付属病院小児科病棟
pp.18-19
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916909
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医療の進歩に伴って検査・治療の介助に多くの看護力が費やされている.小児の場合もその特殊性から介助に時間を要するものが多く また特殊技術が必要とされるものも多いが 輸液もその1例である.本病棟においては 脱水症・意識障害・重症感染症など 長時間にわたり輸液を必要とする乳幼児に接する機会が多い.乳幼児は輸液の必要性が理解できないし 言葉を用いて説明することも不可能に近い.そのため輸液中は身体を抑制され 行動の自由をうばわれる苦痛のため 不機嫌・啼泣 激しい抵抗姿勢をとるなど 非協力的でありまた危険もあるため 施行時の介助 施行中の看護にあたり つねに工夫し熟練しなければならない.そのなかで 抑制固定具と 着衣について工夫してみた.
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