カラーグラフ 職場のユニホーム
大阪府立成人病センター—話しかけやすい衿元とさみしさを残さない後姿
岡本 明子
pp.17
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916908
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デザイン変更についてアンケートを取ってみると ハイネック ミニスカート 体型に合ったサイズをという希望が多かった.ユニホームも実用一点張りから脱皮するときがきたようである.検討を重ねた結果 写真のようなユニホームになった.一番問題にしたのは 衿元と後姿で 患者さんが話しかけやすいこと.また 話し終わって背を向けた時 さみしさを残さないことであった.全体にさわやかな印象と やさしさをという患者さんへの気持ちを第1に考えてみた.ハイネックは着ている人は美しくみえても ベットから話しかけるには冷たすぎないだろうか 気楽に話しかけられ あまりくずれた印象のない衿ということでテーラーになり ユニホーム特有の殺風景さは後姿にあるのではないかと後ろ身ごろの切替えと バックベルトをつけてみた.サイズは最近の既成服サイズを応用 従来の胃をしめつけるようなベルトは脇線から後のみとし 最近は建物の温度が一定しているので 半袖を採用した.当初は多少抵抗があったが 着てみると 着脱も楽で 機能的でもある.まだ改良の余地はあるが好評を得ている.できれば建物のふんいきに合った色を使用してみればなお一層楽しいユニホームになるのではないかと思う.布地はブロード
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