2色ページ 老年病学・4
老人の骨関節疾患
五十嵐 三都男
1
1東京都養育院付属病院整形外科
pp.482-485
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916623
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骨関節の病変の最も大きな影響は運動の障害にある.老人が臥床をよぎなくされるということは,全身的に大きな変化をもたらし,肺炎,膀胱炎等いろいろの感染症の原因にもなる.このような合併症は看護の大きな重荷となります.骨関節は加齢により変化しており,そのための特有な疾患を起こします.この疾患の特殊性を理解することにより,老人にとっていかに運動性を維持することが重要であるかがわかります.これは老人の看護にとっての大きな課題でもあります.以下に老人の骨関節疾患の主なものを順をおって述べます.
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