ベッドサイドの看護
機能障害をもつ高齢患者の排泄の自主管理
坂田 絹江
1
1国立下関病院内科病棟
pp.425-428
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916613
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I.自立への援助
日常の看護活動の展開の中で,表面的な現象だけを,ただ観念的にとらえて,問題の核心から離れたところに患者がおかれているような処理のしかたをしてはならない,といましめてはいる。だが,現実には,医療介助的な処置の遂行に追われ,十分に患者を理解できず,患者のニードも満足に満たされていないことを恐れる.
ことに老人の場合は,老化に伴う身体的・精神的変化と疾病による影響で,多種の病変が相互に関連しあい,看護上の細かい観察力と高いレベルの看護行為の実践が必要であろう.
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