グラフ
映画“ホスピタル”に見る大病院の唯物観と不感症
今村 栄一
pp.1092-1093
発行日 1972年9月1日
Published Date 1972/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916417
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大都会の巨大な総合病院を舞台に 医師や看護婦の患者に対する唯物観と死に対する不感症をあばき出したサスペンス映画“ホスピタル”が公開され話題を呼んでいる.近代的な病院機構の弱点と盲点をつき 乳児の取り違えや無資格看護婦による事故死など とても他国の出来事と思えないシーンが次々と展開される.ドラマの性質上 ストーリーの紹介はさしひかえるが 病院管理の研究家として知られる国立東京第一病院小児科医長の今村栄一先生は 試写の感想を次のように述べている.
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