Nursing Study
亜急性脳脊髄膜炎の看護
矢野 澄子
1
,
前田 貴久恵
1
,
岩永 カツヱ
1
1早良病院内科
pp.89-92
発行日 1970年10月1日
Published Date 1970/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915060
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
感染症治療法を一変させるほどの抗生物質の出現,副腎皮質ホルモンの開発,血清学的,細菌学的諸検査法の発達をみる今日でも,全く原因不明で急性経過をたどり,死の転帰をとることをたびたび経験する。
発熱を初発症状として頭痛,嘔吐,項部強直などの髄膜刺激症状を呈し,前昏睡状態を思わせたがいったん軽快し,外出可能となると初発と同様の症状を再発し,3日間の昏睡を経て死亡した一例を経験したので報告する。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.