看護合理化用品特集 ディスポーザブル用品のいろいろ
ディスポを使ってみて
滅菌済と保証期間の表示を
森 昌子
1
1九大付属病院
pp.104-106
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914319
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一般的にいってディスポーザブル,すなわち一度使ったら捨ててしまう器具や材料を使うことは多くの問題を含んでおり,品質の点ではくり返して使用できるものに比べればどうしてもおちると考えるのが普通である。しかし一方消毒その他に要する手間がはぶける点などから考えれば,ディスポーザブルを使用した方が有利であることはもちうんである。比較的労働力の多い日本では,ディスポーザブルの器具の普及が遅れていることはある程度うなずけるものがある。消毒の不備などによる事故を防ぐことや再消毒の煩わしさを避けるなどの点においては,大いに重宝がられている。
ディスポーザブルという声が漠然と医療上の常識になるほどにゆきわたってまいりましたが,どういうふうに学問上定義づけるかはほんとうに納得させるだけの定義が生まれてないように感じます。製品はエチレンオキサイドにより滅菌され無菌的に袋に入れられたもので,当然菌は検出されずオールパスであることは某雑誌で知りました。
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