からあぺーじ 看護文芸
詩
清水 信子
,
中村 美奈子
,
甲斐 時子
,
引田 敦子
,
中野 明子
,
谷田部 和子
,
田中 洋子
,
遠藤 隆子
,
門口 弘子
,
長谷川 泉
pp.119-120
発行日 1968年9月1日
Published Date 1968/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914136
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第一閉鎖病棟
アイリスは散ってしまったけれどアヤメがとっても美しいのですよ矢車草だってあんなに楽しそうに五月の風にささやいているのにあなたはアヤメも見ずに矢車草のささやきもきかず五月と別れるのですか六月になればあなたは何を見るのですか否 それよりもあなたは知っているのですか空があんなに美しいことを山々の空気がこんなにおいしいことをそして若葉が目にいたいほど青々としていることをああ あなたはもうそれすらも感じる余裕をもたなくなったのか皆んな同じょうに母の胎内から出てきてうぶ声をあげた私たちなのにどうしてこんなにも変わってしまったのでしょう何がそうさせたのでしょうおしえて下さい私たち皆んなのために私たちが人間らしく生きるために
〔評〕題名と内容との問に距離がありすぎて客観性を欠いています。
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