特集 戦争と平和
座談会 戦争と看護婦
安田 武
1,2
,
梶原 恵
3
,
徳田 迪代
4
,
中島 寿美子
5
,
斉藤 紀子
6
1思想の科学研究会
2社会事業大学
3東洋医学研究所
4日赤中央病院
5聖ルカ国際病院
6某看護学院
pp.20-26
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914074
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
司会(安田)最初に申し上げたいのは,戦争についてどう考えているかということ。特にナースの立場でどう考えるかということですね。もちろん,これも一つの問題だけど,戦争という問題を考える場合に,別に看護婦という職業が前提にならなくても,人間として問題なわけですから,そのへんのところは,職業意識にあまり関係なしに,考えていきたいと思います。
それからもう一つは,戦争観ということ戦争をどう見ているかということからいうと,悲しいかな,現在の戦後の日本では,年齢の相違が戦争に対する感じ方,見方を,かなり違えてきている。今から1人ずつ,自己紹介もかねて年代的に戦争との距離がどのくらいあるか,おっしやっていただきたいと思います。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.