からあぺーじ 看護文芸
詩
長谷川 泉
,
黒田 千鶴子
,
横須賀 幸子
,
沢田 蘭子
,
牛尾 千歳
,
金野 ナツ子
,
千葉 美代子
,
片桐 祐子
pp.119-120
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914000
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春
木々はず一っと昔から知っていただからこそ何千年も前からそこに生きた冬のきびしさに耐えると必ず春がやって来るのだ……と。暖かい陽光の中にかげろうはもえ黒暗の神秘な土の中から硬く閉ざされた草木の芽が「ニョッキリ」と顔を出すこの世に生をうけたものだけが生きつづけなければならない世界太陽は息づきやがて新緑のベールと若草の香りがそこらじゅうを包むだろう。
〔評〕若芽のけぶる季節のいぶきがよく感じとられます。希望に満ちた季節──。
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