特集 看護の論理もとめて
座談会=明治・大正・昭和3世代をむすんで
私における看護とは
しまね きよし
,
須古 都
1
,
森田 昌子
2
,
鈴木 八重子
3
,
石丸 克子
4
,
下林 周子
5
1社会福祉法人芙蓉会
2国立がんセンター
3国立第一病院小児科
4虎の門病院整形外科
5順天堂高等看護学校
pp.28-31
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913937
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・スタートの意識
司会(しまね) 司会になってますけれど,あまりとらわれず言いたい事をひとつ。
須古 現在の方たちと大分世代が違います。私がこの道に入ったのは両親を早く失ない,父母をみとると同じ気持で,患者をみてあげたい,医療の知識も得たいと思ったこと。もう一つは日露戦争で小学生だった万歳万歳のなか白衣の天使にあこがれを持ったといえましょう。今の若い人の意識と違って,看護婦は報酬を貰って働く職業と考えないで入ったもんです。
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