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パラリンピックかけある記—みてもらいたかった脊損看護
新藤 信子
1
1リハビリテーション学院
pp.21
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913466
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■感じさせない22カ国
パラリンピック開幕!11月8日の夕刊第一面は各紙とも,この国際的行事,世界22ヵ国参加の記事であった。その日実際に開会式を見た私は期待に反した小規模なものに感じられ,各国選手団の多彩なユニホームや皮膚・眼・髪の違いにもスケールの大きさを感じるべきなのが,何か運動会の感じしかうけなかった。
全員車椅子に乗っている。症状を同じくしている。このことが22ヵ国の人種の差,ユニホームの色を消してしまったのかも知れない。しいて相違をさがせば,各国選手の表情,それも日本選手と外国選手との差がうかがわれる程度。
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