Ⅲ.研修討議と交流成果レポート
総括
pp.74-77
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913366
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主任看護婦とスーパーバイザーの役割
──看護部が病院組織のどこに属するかをあちこちの病院で聞きましたけれども,どれも前に勉強したと同じようにアドミニストレイター(Administrator)の下です。全体の傾向としては,アドミニストレイターに看護部がついていて総婦長が副アドミニストレイターの一人であるあり方と,日本みたいに,診療部の下に看護部がつくあり方があって,昨日も願わくば前者のようでありたいという話がありましたね。それから看護部の組織というのは,だいたい大同小異で,どこでも同じだったと思います。ロスアンゼルスだけは総監督──総婦長──チーフナース──スーパーバイザーでしたが,それ以外は総婦長がいて,総婦長の下に副総婦長が何人かいて,その中の一人か二人が準夜と深夜の最高責任者を兼ねていました。その下にスーパーバイザーが何人かいて,主任看護婦がつくというのがだいたいの傾向であったようで,これは,われわれが初めに学習した通りです。夜勤の場合,準夜と深夜の最高責任者が副総婦長です。それから多くの病院で教育婦長がいました。学校と関連がある場合には,学校のスタッフとは全く別で,協力はするけれども直接関係はないというところだったようです。
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