特集 神経化学懇話会
主題III 脳局所生化学
総括
相沢 豊三
1
1慶応大学
pp.644
発行日 1960年4月1日
Published Date 1960/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431906389
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局所の生化学は,このシンポジアムの話題に上つただけでも広くして且つ重要な問題であり,各位によつて述べられた業績は少なくとも今日の最高のレベルにあると信じます。
脳の各部位は解剖的にも,また機能的にも差異がありますから,生化学的反応にも差異があると老えられるので,局所生化学と云うからには肉眼的局所生化学のみでなく細胞学的局所生化学の面へと進むべきで,この点に就いても興味ある成績が示された事は貴重であります。
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