グラフ 看護用具の工夫
その1 サプライおよび手術室における工夫
青森市民病院看護部
pp.77-79
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913321
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手術用ゴム手袋散粉箱
手術用ゴム手袋を作る際,手袋に粉をつけますが,部屋中に粉が飛び,マスクを着用しても鼻腔内まで粉が入り,ほんとうにいやな仕事の一つです。手術用ゴム手袋散粉器という器械も売っていますが,高価であり,ディスポーザブルの手術用手袋が普及してきた現在では,ゴム手袋の再生も不要になることも考えられますので,新生児に用いる保育器のような箱を用いて散粉箱を工夫してみました。これなら,部屋中に粉を飛ばすことがなく仕事を楽に行なうことができます。
ベニヤ板で箱を作り,前面と上蓋は透明プラスチックまたはガラス板で張り,後壁に2個の丸い手入れ窓をあけ,布でカバーをつけます。これなら安価にでき,粉が飛ばないので,仕事が快適であり,慣れてくると1時間に約100組の手袋の表裏に粉をつけることができます。
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