看護の潮 看護記録を検討する
私たちの使っている看護記録
ケース・4 九州厚生年金病院
甲斐 ナミ子
1
1九州厚生年金病院内科病棟
pp.38-39
発行日 1967年9月1日
Published Date 1967/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913275
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はじめに
看護記録には,入院時に私どもが行なう患者との面接,入院後の観察,医師の指示の施行,その他による多数の記録がある。そのなかで,当院で特に重点をおいているのが,患者の入院時に行なうナースの面接内容である。すなわち記録事項を分析し,まず患者の看護必要度を知るとともに,看護計画の資料を得るうえに役立つものでなければならない。そこで以上のような点を考慮し,面接内容を合理的,かつ分析しやすい看護記録様式とし,またそれを作成する場合,ナースの個人差が問題となるため,インタビューの基準を使用して,看護記録を行なっているので,この基準も紹介し,当院の記録システムと,業務全体の位置づけを説明したい。
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