病院長プロフイル・51
東 陽一先生—九州厚生年金病院長
pp.48
発行日 1958年1月1日
Published Date 1958/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201313
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新しい病院新しい院長
長兄龍太郎氏(茨城大学長),次弟俊郎氏(順天堂大学内科部長)と共に東三兄弟と云えば医学界ばかりでなく,スポーツ界でも知らぬ人のない名門である。
人正11年東大卒業後,近藤外科で一般外科を,外遊後九大神中教室の助教授として整形外科を,引きつづき熊本大学の外科教授として順調な経歴と色々な研究を残している。そのままでいれば,平凡な一教授で終つていたであろうが,大東亜戦は他の多くの教授の場合の如く氏の身辺にも大変動をもたらした。南京の軍病院長,マカツカルの海軍司政長官等,大東亜を股にかけて活動したのが新しい社会に飛び込む踏切台になつた。
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