グラビヤ
海外医療ジャーナル—モスクワの血液銀行
pp.13
発行日 1967年9月1日
Published Date 1967/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913265
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ソ連ではどの病院でも 特別な保存液に入れた血液が貯蔵されている普通の冷蔵庫が見られ誰でもすぐ来て血液をもらうことができる。
しかし「来て」すぐ「もらえる」になるまで研究所のねばり強い探求が続けられてきた。血液はもともとブラス4℃の条件では赤血球で1ヵ月 白赤血は5昼夜ともたない。低温法が考えられたのだがこれも完全ではなかった。ついに血液を要素に分解保護液と組合せて冷凍する方法が考え出された。今やソ連の供血サービスは10の大科学研究所 80の血液ステーション 2000余の輸出支部で支えられている。写真は上から血液検査 完全減菌採血室での採血 保存血液を収めた冷蔵庫-17℃で血液を分離する装置。
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