グラビヤ
カメラ・ルポ この若さが耐えるもの—あすの准看教育のために
檜垣 日出男
,
浅井 博
,
本誌編集室
pp.5-12
発行日 1967年9月1日
Published Date 1967/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913264
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“いやなことばっかり。でも 仕事だししょうがないと思います…。”まだあどけない表情で彼女は—生懸命語ってくれた。15才 ナイーブな心に不安やしゅう恥 恐怖が容赦もなく襲いかかる。驚愕と動揺に心乱されながら己れをふりかえる余裕をかけらほども与えられぬまま彼女たちは実習をこなしてゆかねばならない。不安 しゅう恥 恐怖がそのまま彼女の胸に沈澱し固まる…。
准看護婦──多くのことが語られ 幾度となく批判が集中した。労働条件と保障のギャップ 身分昇格の道…。だが もっと重大で根本的な問題がこれまで見過ごされてはこなかったであろうか。
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