看護□手術室
中央手術部における患者管理室の運営(1)
上野 温子
1
1東京医科歯科大学病院中央手術部
pp.70-73
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913005
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近年,大病院の手術室のあり方として、中央化する傾向があり,これは看護業務の合理化・能率向上の目的からみて分散した手術室を1か所にまとめて運営できるので、教育・診療・研究のうえからも大きな利点を有しています。当院では昭和37年12月に中央手術部が発足しました。(図①・写真①)手術部の運営方法は、手術部規定に基づいて運営されています。患者受渡しなどの看護業務は,どの病院でもそれぞれ独自の運営方法で行なっていると思われます。当手術部の回復室はすでに清潔区域内に設けられており、したがって清潔・不潔を区別する目的から、患者更衣室兼管理室が手術部の入口近くに設けられています。ここでは患者受渡しなどの看護業務と術前・術後の患者看護を含めた患者管理を行ないますので、いわゆる回復室とはややニュアンスのちがう部署と考えられます。
私どもの患者管理室(写真②)は、婦長の指揮下に,1日の手術件数10例以下のときは手術部看護婦1名,15例以上のときは看護婦2名が交替でここに勤務します。
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