看護研究
看護の本質と機能への考察
東京都立保健婦助産婦学院看護研究部
pp.39-42
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912593
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はじめに
私たちは現在公衆衛生看護を学んでいるが,その根源は看護であることに違いないと思っている。しかし今までに臨床実習または病棟で働きながら看護とは何か,看護の本質を深くほりさげた実習,実践をしてきただろうか。はなはだ疑問である。現実には,看護業務の確立ということがうんぬんされているにもかかわらず,看護者自身の意識,知識,社会的な条件のために,その動きはあるが,遅々として進まず,まだ基礎調査の段階にあると思われる。そこで私たちはよりよい看護をするために,看護の本質を知り,それにもとついた看護業務を考えていく上に,役立てたいと思い,看護研究部を結成し,研究をはじめたが,ここに中間発表を行ない,諸先輩のご意見を伺い妥当だと老えられる結論を得たいと思っている。
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