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看護新時代をひらくエレクトロニクス
pp.5-8
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912200
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エレクトロニクスelectolonicsとは、日本では電子工学と呼ばれ、おもにアメリカを中心に発達した学問である。この学問の応用範囲はきわめて広く、身近な例を上げれば、テレビもトランジスターラジオも、みんなこのエレクトロニクスが生み出したものである。エレクトロニクスの原理は専門家にまかせることとして私たちはただ単にスイッチをひねる、ボタンを押すだけで、今までずいぶん手間のかかったことがたちまち解決されるので、まことに貴重である。看護もこの恩恵の例外ではない。看護部門にはまだそれほど、このエレクトロニクスは導入されていないが、近い将来大幅にその成果が持ちこまれると、看護の形がまるで変わってしまうかもしれない。こうした期待に応えて、東京・大丸デパート《エレクトロニクス展》が開かれた。その中で、とくに看護に関係あるものをひろい出してみた。
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