統計
患者の状況
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.1
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912078
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前月号では国民の傷病を世帯の面からみたが,ここでは患者調査1)によって医療施設からみてみよう。昭和36年7月12日(水)の患者調査によると,病院・診療所で診療をうけたもの(患者)は1日に477万人であり,人口10万対の受療率では5054であった。さらに年齢別に受療率をみると第1図のごとく,35歳以上では男が目立って高率であるのが特徴である。また,患者の傷病構造は第2図のごとく,消化器系の疾患のものが全体の約1/4を占め,歯の疾患のものが全体の約14%を占めている。これら,第1回と第2回を前月号の第1図と第3図とくらべていただきたい。なお病院報告2)によると,病院の患者の月別変化は第3図のごとく夏期に多い。
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