Nursing Study
直視下心手術後における術前術後の看護
福永 正
1
1徳島大学医学部付属病院
pp.77-80
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911812
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1.はじめに
近時,外科手術および麻酔の方法の発達に伴って,心疾患の外科的療法が,広く行なわれるようになった。
当大学においても,昭和31年,ファロー氏四徴症に対してブロックの手術が行なわれて以来,僧帽弁狭窄に対する交連切開術,収縮性心膜炎に対する心膜切除術など非直視下手術が行なわれてきたが,直視下手術は,昭和36年5月24日,心房中隔欠損の手術に成功して以来,心室中隔欠損,肺動脈狭窄症など今日まで32例の心疾患に手術が行なわれ,1例の死亡者もない。
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