特集 人間関係
人間関係を看護にいかす
非常にうちとけにくい患者に接して—臨床実習の経験の中から
高橋 敏子
1
1厚生年金病院看護学院
pp.34-38
発行日 1962年9月15日
Published Date 1962/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911724
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外科病棟実習中,食道癌というむずかしい病気で,性格的にも困難を感じた患者さんの看護を通し,どんなにむずかしいと思われる患者さんもやはり人間であるという点では,親切,温かさで接すれば,やがてはわかってもらえるということを体得し,そのささやかな経験を述べて見たいと思います。医学的なこと,処置治療に関速する看護のことは少々省略して書きました。
1.本患者の病状の経過
病名 食道癌(気管分岐部狭窄)
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