座談会
人間ドックの看護婦
長野 猪佐久
1
,
内田 卿子
2
,
賀集 竹子
3
,
阿部 婦美子
4
,
原 萃子
5
,
有田 松
6
1都立広尾病院内科
2聖ルカ国際病院内科
3虎ノ門病院
4慈恵会医大病院内科
5都立広尾病院
6聖ルカ国際病院ドック
pp.26-33
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911579
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人間ドックもいろいろ
本社 それでは,病院個々の実情というものから,今後への方向を見出していただぎたいと思います。
内田 私ども聖路加病院の現状はどうかということを先に述べさせていただきます。1週間ドックは昭和29年9月から始めておりまして,現在2621名のドック入りの方を取り扱いました。最高が7回,1年に1回ずつ入って,大変ドックをよく知っている方と,また初めて入ったというような方もありまして,大体2/3ぐらいが初めてでないかと思います。こういう人たちを一つの病棟にまとめまして取り扱っております。1週間ドックと短期ドックと一緒にして,1週間ドックが10名,短期ドックが4人ずつ1週間に3回ですから12人。それに病棟の建物の関係で,あと短期ドック以外に12床を含めた合計24床というものを,ドック病棟として取り扱っているわけでございます。ドックの病棟は完全にスタッフを分けまして,主任をまぜまして,9人を24床に置いているわけです。主任は短期ドックと1週間ドックと両方かけもちで責任を持っておりまして,大体1週間ドックに4人,短期ドックの方と一般病棟12床に4人で,夜勤8名のうちから交替で出しているのが現状でございます。
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