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看護制度の当面する問題
林 塩
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1日本看護協会
pp.26-27
発行日 1959年3月15日
Published Date 1959/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910808
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戦後に強くなつたのは女と靴下で,女の中でも最も得をしたのは看護婦だという人がある。保健婦助産婦看護婦法が制定されて,保健婦助産婦看護婦の教育水準が高くなり,それぞれの職域においての責任の度合が重くなると共に,その地位も高くなり,従つて発言力も強くなつたことは確かである。
殊に看護婦という名で呼ばれていたかつての白衣の女子達と現在の看護婦とを比べて見ると,給料は以前に比して高くなり,看護職に対する自覚が強くなつた結果は,上長の命令はその事のいかんを問わず式の易易諾々の看護婦ではなくなつたこともはつきりとしている。
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