Japanese
English
特集 いたみ
いたみをめぐる当面の諸問題
Recent Problems on Study of Pain
山村 秀夫
1
,
清原 迪夫
1
Hideo Yamamura
1
,
Michio Kiyohara
1
1東京大学医学部麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, Faculty of Medicine, Tokyo University
pp.3-9
発行日 1967年3月25日
Published Date 1967/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904386
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
いたみは人類がはじまつて以来当面してきた大きな問題であり,その対策もいろいろの方法が行なわれてきた。
科学の進歩したこんにちにおいても,いたみを主訴として医療を求めるものは,他の症状を主訴とするものよりはるかに多い。世界の鎮痛剤の年間生産高が,薬のそれの上位5位を下らないということは,いたみを起こす原因が断えないこと,また,それに対して大衆がいかに適切な対策を求めているかを示すものである。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.