新看護学
胃疾患の病態生理(1)
阿部 正和
1
1慈恵医大
pp.26-32
発行日 1959年2月15日
Published Date 1959/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910789
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胃は生体にとつて必須の臓器ではない。しかし胃全剔出を行うと各種の障害が発生してくることもよく知られている。この意味で胃の働きを再検討する必要がある。
胃の生理機能として重要なものは,食塊を均等な液状に近い物質(これを糜汁という)に変化させ,少量ずつこれを十二指腸に送ることである。これらの働きを大きく2つの機能に分ける。すなわち
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