附録・9 新看護学—なぜなぜ看護
心臓疾患の病態生理(2)/心臓弁膜症の看護法
阿部 正和
1
1慈恵医大
pp.73-95
発行日 1957年12月15日
Published Date 1957/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910507
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2.心臓弁膜症(Valvular defect,or Valvular disease)
1)心臓の弁膜(Valves of the heart)
心房と心室の境の口を静脈口といい,ここに房室弁が附着している。右心の房室弁を三尖弁,左心のを僧帽弁という。心室と幹動脈との境の口を動脈口といい,その左心の口を大動脈弁口,右心の口を肺動脈弁口という。各々3枚の半月弁をそなえているが,大動脈弁口にあるものを大動脈弁,肺動脈弁口にあるものを肺動脈弁と呼ぶ。
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