Nursing Study・12
新生児全身皮膚疾患の看護—先天性表皮水疱症の患児を看護して
江口 篤寿
1
,
小林 妙子
1
1聖ルカ病院小児科
pp.6-12
発行日 1956年11月15日
Published Date 1956/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910229
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I.症例
31.4.24生生下時体重2,600瓦男児 家族歴としては父親の同胞中に天折したものが2名あり(1年未満)これらの病名不明であるがその他に特記すべきものなし。母親の妊娠中の経過も異常なし。
出生時に両足背部より足関節上部迄皮膚が剥離して居り,某医により直ちに軟膏塗布をうけた。翌日,両手(拇指及び第2指)背部に水疱を形成した。この日外来を訪れ,天疱瘡の疑でマイシリン注射をうけた。
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