Nursing Study・4
中央材料室に於ける作業量算定のこころみ
分嶋 静美
1
,
豊田 節子
1
1国立京都病院
pp.60-63
発行日 1956年2月15日
Published Date 1956/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910065
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1.いとぐち
中央材料室というものがこゝ数年の間に普及して来ましたが,その運営や管理は必ずしも容易なものではありません。殊に勤務人員の配置と作業量の「バランス」をどのように決めるかは非常にむずかしい問題であります。
一体病院というものの仕事はやつて来る患者によつてそのいそがしさが決められるのですから,極端にいえば,計画というものは立てられないわけです。しかし,中央材料室に限つては,患者の日々の変動にかゝわらず,常にある一定の材料を準備しておかねばなりませんから,計画性のある運営管理をすることが可能であり,又必要でもある部門であるということが出来ましよう。
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