看護學講座
基礎看護法
白井 怜子
pp.36-39
発行日 1948年11月15日
Published Date 1948/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906397
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採光照明
自然照明は,窓や戸扉より入る日光によるが之はカーテン,すだれ等を用ひて直射日光を避ける樣に調節する。夜は之が利用出來ないから人工照明が必要となる。人工照明にはろふそく,ランプ,ガス燈等もあるが,最もよく使はれてゐるのは電燈である。電燈は高價である事と濫用される恐れのあることを除いては非常に便利な理想的なものであるが,病院に於てはヒユーズが切れて病院全體或は一部が一時的にも全くの闇になることをさけなければならない。必ず代りの物をすぐ使用出来る様に常時準備をしておくべきで殊に手術場,分娩室,急救室,非常口、消火栓の場所等は注意する。
又漏電其の他の災害を防ぐ爲,看護婦は電氣を過度に使はないように心掛け,若し破損を見出したならば直ちに修理を依頼する。
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