健康学習の試み・3
コーディネータとしての保健婦の役割
大久保 ふじ子
1
Fujiko OHKUBO
1
1広島県双三郡 三和町役場
pp.348-351
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207689
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老齢人口の増加に伴い,お年寄を家庭で介護しようという考え方が浸透しはじめてから,医療機関の訪問看護あるいはホームヘルパー・理学療法士・作業療法士・言語療法士による在宅訪問などが行われるようになった.また介護福祉士・社会福祉士の制度化にみられるように,多くの職種の人たちが地域にかかわりをもちはじめた.
こうした状況の中で,多くの保健婦は保健婦の役割そのものが何か変化しはじめていることに気付きはじめている.しかし,どう変わってゆくべきなのか,どう対応してゆけばよいのか,はっきりと見極めることはなかなか難しい.私自身も,そういう不安を感じながら仕事をしてきたが,石川雄一先生との出会いをきっかけとして,多くの人と出会い,学習し合うなかで,私たち保健婦の役割が自分なりに整理できてきたように思う.
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