グラフ
部門を越えてコンサルテーション機能を実践—北里大学病院OCNSの1日を追う
八木 保
,
本誌
,
近藤 まゆみ
pp.633-637
発行日 1995年7月1日
Published Date 1995/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904845
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北里大学病院OCNS(オンコロジークリニカルナーススペシャリスト)として活躍している,近藤まゆみさんは,看護部から独立して北里大学病院総合相談部の一角に席を構え,セクションの枠をこえて活動をしている.北里大学病院にCNSが導入されたのは1993年5月.前年に北里大学大学院看護学研究科癌看護学専攻(修士課程)を修了した近藤さんが,外科病棟主任兼務でその任に就いた.翌年4月からは,病棟兼務をはずれ病院CNSとしての活躍が始まった.その近藤さんの1日を追ってみた.
近藤さんは,熊本大学教育学部看護教員養成課程を卒業し北里大学病院に就職.整形外科病棟勤務のあとに自ら希望し外科病棟勤務となった.そして,「疼痛緩和だけでなく,心理的な援助も必要としているがん患者の生の声を聞いたとき,まだ未熟な自分に気づき,勉強し直そう」と,日本で唯一の「癌看護学」の専攻課程ができた北里大学大学院に1回生として入学,がん看護を深める勉強をし,今日の基礎を築いた.
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