連載 カラーグラフ
このひと'94
山中百合子さん—明日の看護を考える会・事務局代表(代行)
pp.681
発行日 1994年8月1日
Published Date 1994/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904600
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病院を出て,エネルギッシュに社会へ
“看護”を社会全体の問題として考え,今後の“看護”のあり方をみんなで考え,実現していこうとする『明日の看護を考える会』.92年8月に発足,昨年12月に「看護にいま求められるもの」,今年3月には「これからの在宅ケア」と,立て続けに2回の公開セミナーを開催した.
その代表(代行)である山中さんは,とにかくエネルギーあふれる人である.神奈川県下の病院の総婦長から一転,病院建設準備のためにマレーシアヘ.2年の予定が1年で帰ってくることになり,帰国後,神奈川県の実施している「K-DAY』(日本とオーストラリアの交流をはかることを目的とした催し.看護交流も柱の1つ)に参加.オーストラリアへ.そこに参加した看護職員の仲間と『明日の看護を考える会』を設立する.山中さん曰く「高齢化社会を誰がどう支えていくのか,われわれ看護職がコーディネーターに」「看護とは人生をかけてやってきた仕事.看護職の底力を見せたい」.個人,法人合わせ会員約100名,県外も多い.現在,表敬訪問と称し,会の活動の報告,参画を求めて県内の病院等をまわっている.今年7月,今度はカナダへ….
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