グラフ
自分らしく輝くために—大阪府が実施した,全国初の看護職員洋上研修
本誌編集室
pp.500-504
発行日 1994年6月1日
Published Date 1994/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904558
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1994年3月15日(晴れ,海おだやか)
日本で初めての試みである「看護職員洋上研修」(団長:谷川秀善大阪府副知事)の初日.「おりえんとびいなす号(2万2千トン,日本クルーズ客船(株)所有,津田肇船長)に乗船した研修生は緊張した面持ちで,メインホールでの結団式に臨んだ.
同じ看護を志す仲間同士が,世代を越えて,船上での共同生活や中国のナースとの交流を通して互いに学びあい,心身のリフレッシュを図るとともに,これからも支えあえる友を見つけることを目的とした研修は,「ビーナスカレッジ」と命名された.テーマは,「自分らしく輝くために」.この「ビーナス」には,船名と「Be・ナース」「美・ナース」の意味が込められている.参加したのは,大阪府下の病院に勤務する若手看護職員と看護学生,146施設の501名.学生を除いた研修者の平均年齢は26歳.
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